文/平川晋一
今回の神奈川樂会のテーマは「腹と腰の意識化」。
腰を中心として身体の不調を訴えられていた参加者のリクエストに応える形で、さまざまなヒーリング・アーツのメソッドを実践していきました。
まずはうつ伏せでお腹にソフトボールを敷いて、腹部に蓄積したこわばりをほぐしていきます。
みぞおち、臍の周囲、下腹などのしこりをほぐすことで身体の受容性を高め、また内臓の活性化、調整も行ないます。
仰向けで腰を境に、身体を上半身と下半身に分けて、縮こまりがちな腰を伸ばしていきます。
ヒーリング・アーツの入門メソッド、「ヒーリング・タッチ」のエッセンスを、手と手を触れ合わせることによって伝えていきます。
ヒーリング・アーツのメソッドを駆使して行なう強圧微動術 (脚、腰、肩等の数種類の型を実践)。
体の内側を通して身心のバランスを整えていきます。
この他にも、手ほどき(全身のこわばりをほどく)の実践や、平田内蔵吉が創始した熱鍼法の施術等、さまざまなヒーリング・メソッドを参加者の方に体験していただきました。
今回茅ヶ崎から参加されたKさんは、参加申し込みの際、腰を中心に体調が思わしくないとの連絡をいただいていましたが、ヒーリング・アーツの各種メソッドを実践した後は、実践前に比べて身心のバランスが驚くほど整えられていました。
神奈川樂会の翌日、Kさんからいただいたメールにて、
「昨日はありがとうございました、今も腰が入ってしっかり立てています」
とのご感想をいただきました。
身心の不調を改善していくことをテーマとした稽古会は今後も適宜開催を予定しています。
次回の神奈川樂会は2019年1月下旬に開催予定です。