ヒーリング・エスカレーション in 山口 ご報告 (2017.10.29開催)

文/道上健太郎

2017年10月29日、山口にて<ヒーリング・エスカレーション>を開催させていただきました。

告知から開催までが1週間足らずの期間で参加される方がいないことも予想していたのですが、幸い1名の方の参加がありました。
ありがとうございます。

今回のメインテーマは手の感覚・意識の強化でした。

ヒーリング・タッチは触覚が基礎となっていますが、「目で対象を見る」→「触れる」という順番で動く時、どうしても視覚からの情報が最初にあってそこに触覚で感じた情報を重ねていくこととなってしまいます。


そのことによってそれと気付かずに「このような形だろう」という先入観がまずあった上でのタッチとなり、実際の<かたち>と、目で見た情報から脳内で作り上げてシュミレートしたものを身体として捉える仮想とのギャップが生じてしまっているようです。

そこでまず最初に、向かい合って普通に相手の手と触れ合ってみた後、今度はアイマスクをつけて視覚を遮断した状態でタッチしていただきました。


その上でアイマスクを外して目で見ながらタッチしてみてもらうと、視覚中心に捉えられていたタッチ感覚が変化し、触覚をベースに視覚がクロスオーバーする独特の立体感覚を感じていただくことができました。


この時には自分主体で「見る」ということが受動性をともなった「観る」という行為へと変容しています。

そうして手の感覚を高めるためのいくつかの修法を取り扱っていきましたが、その中でも指先でキーボードを打つような動きを指だけでなく細かく分割した指や掌の、それぞれ場所そのもので打つようなつもりで動かして、手がより意識できるよう動くよう開発していく修法が、特に好評でした。


それぞれが分割して意識でき動かせるようになると、感覚などの情報を受け取る場所が増え、手そのものの意識全体が増え、相手と触れ合った時には、自分の手が実際に大きくなったかのような感覚が生じます。


また、手の動きが細かくなり、さらにもっと自由に分割して動かそうとしていくと、自然と手以外の場所も動かして全身を連動させ分割してほどいていくような動きが発生します。


手相など、手を観ることによってその人物の人生や未来を占うジャンルが古くからありますが、こうやって手と全身が互いに結びついていることを実感すると、手にはその人の行動や運動、これまで生きてきた傾向といった在り方が反映されていることが理会できるのではないでしょうか。

今回は初めての山口での会場ということで、「お試し」という意味も含めた開催でしたが、充実した内容を進めることができました。

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次回は11月26日(日)に同じく山口で今回と同じ会場、12月3日(日)には広島で開催の予定です。

日時や会場、内容の詳細についてはまた後日、新規に記事を掲載させていただく予定です。

 

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