文/佐々木亮
3月25日(日)はヒーリング・アーツ稽古会でした!
今回初参加の方がいらっしゃり、ヒーリング・タッチの基本から練修しました。
大体以下の流れにて・・・。
1. 手ほどき、調腹法 (心身を調律し、受容性を養う)
2. <凝集→拡散><レット・オフ> (粒子的身体に、オンとオフの波を起こす)
3. <触れ合い><形を感じる> (触れること、触れられることの双方向性を意識し、ものの形を触覚で感じる)
4. ヒーリング・タッチを身体各所へ行ない、各種運動へ応用
練修の合間に相対でヒーリング・タッチを行ない、術 [わざ]の切れ味が増すのを互いに確認していきます。
実際には上記順に進むのではなく、応用を行なっては基本に戻ったり、一つの要訣に対し異なるアプローチで取り組むなど、多角的に学びつつ理解を深めていきました。
稽古会終了後、以下の感想をいただきました。
「触れること、触れられることを同時に意識すること(触れ合い)など、自力ではなかなか気づくことができないことで、凄いことだと感じた。」
「何をやるにしても、力を抜くことの重要性は言われるが、ではその力を抜くのはどうすればいいのか、その具体的な説明は聴いたことがない。ヒーリング・アーツはその重要だがわからないことを具体的な方法として指し示していて、自分でもできるようになる可能性を感じた」
「世界中をみても、ヒーリング・アーツのような学びは他に類をみないのではないか・・・」
「神奈川に学べる場があるのはありがたい。本を読んだだけでは良くわからなかったが、実際の感覚を味わうことができて良かった」
・・・等々
ヒーリング・アーツはある意味、基本以前の基本を深める学び、と言って良いかもしれません。
才能のある人や、名人・達人は自然にやっているけれど、他人に伝えられない何か。
それを、力や才能がなくても、ゆっくり、柔らかく、粒子的に、自他と向かい合うことで出来るようになる、弱者のための学び。
そういったヒーリング・アーツの本質的な部分を、参加者には理解していただけたようで、大変ありがたいです。
次回のヒーリング・アーツ稽古会は、来月4月22日(日)開催予定です。