文/佐々木奈緒子
九州地方の皆様の
安否が気にかかります。
これ以上豪雨の被害が
大きくならないことを
祈るばかりです。
さて、本日は
『ヒーリング・ネットワーク
メールマガジン』
第4号(2017.6.20配信)の
内容をご紹介させていただきます。
背骨の手術をして
痛みに苦しんでいた
ボイジャーのお母さん。
ヒーリング・タッチによる
いやしの効果が
だんだんはっきりと
あらわれてきて・・・?
今回も前回までの続きとなる
『介護ヒーリング・リポート3』の
前編をお届けします。
まだご覧になっていらっしゃらない方は
こちらから是非どうぞ。
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ヒーリング・ネットワーク メールマガジン vol.4
2017.6.20
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こんにちは!
ヒーリング・ネットワーク事務局の
佐々木奈緒子です。
我が家の愛猫ニコは
ハーネス(胴輪)を付けて
外にお散歩に行くのですが、
最近は随分歩き方が上手になってきました。
最初の頃は
ハーネスを付けると歩きにくいせいで
まるでほふく前進のように
低姿勢で這うようにして
歩いていました(笑)
さて、前回の続きの
介護ヒーリング・リポートは、
「心の在り方と
ヒーリング・メディテーション」
についてです。
ハンドルネーム:ボイジャーのお母さんが
背骨の手術を受けた後のヒーリングのお話。
それでは、
『介護ヒーリング・リポート3』を
お届けします。
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>今回、ある意味
骨折より大きな問題だと感じたのが、
心の在り方です。
骨折を治癒するためには
できるだけ患部に
負担をかけないようにする
必要がありますが、
周囲の人が休むように助言しても
母はなかなか言うことを聴きません。
肥田春充が提唱した
天真療法の厳密な「安静」までいかずとも、
せめて「無理をしない」という
常識レベル程度の安静を
守ってもらいたいのですが・・・。
母は安静にすることで
自分自身が弱ると思っており、
また周囲に負担をかけたくない
などの気持ちから、
無理に動こうとしているようです。
これは性格的な面もあるでしょうが、
長引く苦痛により
精神的に不安定であることも
あると思います。
いずれにしても、
あれこれ考えすぎ、
動きすぎることで、
本来回復に向かうべきエネルギーを
消耗しているのが観てとれました。
また、慢性的に苦痛が続いているため、
それをどうしたら良いか、
と訴えてもいました。
そこで、様々な苦痛や思い煩い、
思考を強調→レット・オフする、
ヒーリング・メディテーションの体験(瞑想状態)を
少しでも味わってもらうことにしました。
「あれこれ考えること、
余計なことをやめるべきだ」
と言っても、
ヒーリング・アーツ的な観点からすると
それを能動的に行なうことは不可能であり、
「しないこと(オフ感覚)」を
理会する必要があるからです。
ちなみに母は高木先生の著書
「奇跡の手 ヒーリング・タッチ」は
読んでおり、
ヒーリング・アーツの知識が
多少あります
(ただ、「単行本を読んでも難しくてよくわからない」と言っているレベルです)。
まずは強調→レット・オフの
基本について実践していったのですが、
強調することの意味が
なかなか理解できないようでした。
そこで、母は長年ピアノをやっているので
(音楽系の短大卒)、
音楽的な例えで
説明することを試みました。
「強調はピアノの打鍵を少しだけ
強くしていく感じ、メゾフォルテ」
「レット・オフは演奏をやめて、
音が減衰するがままにまかせる・・・」etc…。
そしてヒーリング楽曲を聴きつつ、
ヒーリング・タッチで
レット・オフを補助していきました。
時には、耳へのヒーリング・タッチで
音感の違いを感じたり、
レット・オフの流れとともに、
楽曲の音量が次第に小さく、
遠ざかっていく流れに乗って
沈黙の中に在り続けるようにしたりなど・・・。
音楽好きな母が
興味を持ちそうなことを行なうと
集中できたようです。
次第に母の思考が静まり、
静けさの中にくつろいでいくのが
感じられました。
音楽によりレット・オフが導かれ、
またヒーリング・タッチの質も
曲調とともに変化するなど、
このような場においても
ヒーリング楽曲の多大な恩恵を感じました。
さらにヒーリング・タッチを続けていると、
母は
「これまでの人生で
こんな気持ちよさを感じたことはない」
と涙を流していました。
この様子を観て、
ヒーリング・アーツで
感じることのできる
<いやし>の感覚
・・・健康感、感動、楽しさ、etc・・・
これらがどれだけ貴重で
得難いものかと
思わずにはいられませんでした。
今回、母をヒーリングするにあたり、
自我をレット・オフして
無心を心がけたものの、
骨の治癒には時間がかかること、
また重篤な症状の
ヒーリング経験が少ないため、
安易に即効性は期待していませんでした。
しかし母の様子を観ていると、
重い怪我や病気においても
治療の結果のみを求めるだけでなく、
<いやし>の実感を
今直ちに得ることが大切であり、
さらに一瞬一瞬の<いやし>の連続が
真の治癒へと向かう流れと
なるのではと感じました。
私自身にとっても、
ヒーリング・タッチによる
いやしの触れ合いが、
確かに被術者の助けに
なっていることを確信する、
非常に得難い経験となりました。
イカ焼き太郎さんにご助言いただいた、
筋骨矯正術伝承者の方の
「手を当てて、ぬくもりを与えることが大事。」
という言葉の意味も
実感として感じられました。
イカ焼き太郎さん、
ありがとうございます。
(ボイジャー)
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明日は、
『介護ヒーリング・リポート3』後編を
お届けします。
ボイジャーのリポートを読んだ
他のコア・メンバーたちの
感想をご紹介します。
お楽しみに!